卒論研究の手順6−研究発表


 国際地域学科地域協働専攻国際協働グループでは中間発表と卒論発表と、二回の発表を行うことになっている。発表の注意点として、話すための原稿の扱いについて一言しておく。慣れないことなので本番に臨んで、あがって何を話したらいいかわからなくなる場合もあるから、原稿を作っておくことは必要であろう。但し書いた物をそのまま読み上げるような発表の仕方では聞く人に伝わらない。原稿を基に何度か練習し、聞いてくれる人達に話しかける態度で話すことが望ましい。

@中間発表

 中間発表の要領は次の通りである。

1―発表内容: 「問題設定」、「研究の手順」、「論の構成と大まかな結論の予想」等を盛り込み、ここまでの研究の成果・進捗状況と今後の研究の方針を示すものとする。
2―発表時間: 1人当たり発表10分、質疑応答5分とする。
3―1月末〜2月前半で、各ゼミの責任で実施する。複数のゼミが共同で開催することを奨励。予め、全体に関するプログラム(時間帯、各学生の発表テーマ)を作成して公表し、教員はできるだけ複数のゼミの発表会に参加し、また、学生たちにも参加を促す。(プログラム〔時間帯、各学生の発表テーマ〕に関しては、1月半ばまでに各教員からグループ長に伝えること。)会場は、ある程度の聴講者があることを想定し、各ゼミ教員の責任で40人規模以上の教室を確保する。
4―組み合わせ・発表順: 予め教員に希望を取り、諸々の要素を勘案しつつ各ゼミの組み合わせを決定する。ゼミ内での発表順に関しては、ゼミごとに決定。
5―司会・進行: 指導教員が司会を務める。指導教員が欠席の場合は、他の教員が担当。
6―時間配分: (略)
7―レジメ: 各発表者はA4・1枚(裏表使用可)のレジメを作成する。(分量に関しては、この内容を標準としつつ、各ゼミで判断して良い。)内容は「1)発表内容」に沿ったものとするが、形式は各ゼミの方針に任せる。各ゼミの責任で、50部ずつ用意する。
8―その他: 下級生にも積極的な参加を促す。
 当日参加不可能な学生に関しては、代替措置を考える。

 右の2にある通り発表時間は一〇分。ほぼ与えられた時間内に収まる程度に話すこと。短か過ぎても長過ぎてもいけない。短い場合でも残り時間は三〇秒以下。長くなりそうな場合はまとめを急ぐこと。発表前に何度か時間を計って練習しておくことが望ましい。
 内容は1の通り「「問題設定」、「研究の手順」、「論の構成と大まかな結論の予想」等を盛り込み、ここまでの研究の成果・進捗状況と今後の研究の方針を示すものとする」ことになっている。

A卒論発表

 最終発表会は二月上旬に会場をいくつかに分けて一日で行う。中間発表との違いは、1の発表内容が「「問題設定」、「論の構成」、「結論」等を盛り込み、卒業研究の内容を紹介する」ことになる。
 中間発表も含めて、発表の場合質疑応答の時間が取られる。短時間なのであがっていると相手が何を言っているのかわからないことがあるだろうが、わからなければ「わかりません」と答えるか、再度質問をお願いするかして、質問内容をきちんと聞き取り理解し、その上で回答すること。どうしても答えられない場合は、後で考える、或いは検討する旨答えればよい。
 なお、最近はプロジェクターやPowerPoint等を使って発表する人がいるし、国際協働グループではそれが基本になるかも知れない。使い方に習熟する必要がある。